138093 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ねぎとろ丼

ねぎとろ丼

人間の食べる物について

レミ「人間は裕福になればなるほど効率の悪い食べ物を欲しがる。それが何かわかる?」
美鈴「……料理の話ですか?」
レミ「もっと単純な話よ」
美鈴「ええっと、食材の話ですか? それなら、作るのが面倒な野菜とか」
レミ「違う。干草や牧草を大量に消費する牛や飼料を必要とする豚、鶏の肉類よ」
美鈴「言われて見れば肉ってよく食べたくなりますね」
レミ「原始の人間は狩猟して肉を得るが、今の時代はわざわざ飼育し、草と水を大量に消費しなければいけない」
美鈴「お嬢様が何を仰りたいのか、いまいちよくわからないのですが」
レミ「単に人間が愚かである、と言いたいだけなんだけどね」
美鈴「それじゃあ、その効率の悪いもので育った人間を原始の人間の様に捕食する我々は何なんでしょうね」
レミ「良い所に目をつけたわね」
美鈴「恐れ入ります。つまり、裕福で醜く太った人間を食べろってことですか?」
レミ「それだと人間が私達妖怪を恐れてくれないよ」
美鈴「我々を正義の味方だと勘違いして近寄ってくる人間も食べてしまえば良いわけですね!」
レミ「正解。よくできました」
美鈴「我々ほど都合の良い生き物って、たぶん居ないでしょうねぇ」

---------------------------------------------

当サークルでは気に入っていただけた作品への投票を受け付けています。
よろしかったらご協力ください。時々投票結果をチェックして悦に浸るためです。
   └→投票ページはこちら(タグ系が貼り付けられないため、外部ブログになります)


© Rakuten Group, Inc.